2008年05月23日
子どものスキンケアの話し 久留米【城皮膚科・形成外科】
「あの先生の言うことは、厳しいけれどちゃんと治る」と、久留米のお母さんたちが噂する皮膚科医がいます。
『城皮膚科・形成外科』の理事長・城和男先生がその人。ちょっぴりドキドキしながらお話しを伺いに行くと、厳しさの裏にこめられたお母さんたちへの熱いエールを送ってくださいました。

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◆湿疹が出る本当の理由
皮膚が病気になる理由は実に単純です。
1.身体と心が健康か?
2.皮膚が清潔に保たれているか?
この二つを無視して、湿疹だけを治そうとしてもそれは無理です。
なぜなら皮膚に現れる異常は、心身のバランスが崩れた結果だからです。
うちの病院では、お子さんを連れて来たお母さんに書いてもらう問診表に
「何時に就寝しますか?」という質問があります。
すると大抵、「10時」とか「11時」とかいう答えが返ってきます。
しかし私が思うに、子どもの時間は9時までです。
心身の健康にまず必要なのは睡眠。
これがバイオリズムを整える上でもっとも大切といえるでしょう。
しっかり眠って、三食食べて、いいうんちをして、たくさん遊ぶ―
この、子どもにとって普通の生活リズムを作ることが大切です。
9時に寝るためには何時までに何をすればいいのか逆算して
ぜひお子さんの生活のリズムを作ってあげてください。
◆日本の風土には和食がいい
食事が洋風に偏っているお母さんのおっぱいは、脂肪分が多すぎるため
赤ちゃんが嫌がって飲まないことがあるようです。
そんなお母さんが和食に切り替えたら
赤ちゃんも喜んで飲むようになったという話も聞きます。
欧米の大陸気候の温暖の変化がはげしい、乾燥した土地で生活する人にとって
動物性脂肪は必要なものかもしれません。
一方、四季がはっきりしていて湿度も高い日本では
やはり魚と野菜中心の和食が適しているように思います。
身体が求めているのは、風土に合った食事だといえるでしょう。
良質の食事で身体をちゃんと作れば
皮膚も健康になるのは当然です。
◆毛穴を開いて汚れを落とす
皮膚の手入れは、薬を塗るよりなによりまず清潔からです。
お子さんの汗を、温かいお湯で拭いて上げていますか?
皮膚の汚れを落とすには、毛穴を広げなければいけません。
冷たいお絞りで拭くと、そのときは気持ちいいのですが
皮膚がキュッと締まって、毛穴に汚れを閉じ込めてしまいます。
あせもも、赤ちゃんのオムツかぶれもそうです。
まず、お湯で丁寧に拭いて上げる。
それでもきれいにならないなら
ぬるめのお湯でこまめに洗ってあげましょう。
それだけで治ることも多いのです。
もう一つ大事なことは
汗をよく吸う木綿の肌着を着せることです。
これひとつで、あせものでき方がまるで違います。
◆石けん選びの勘違い
湿疹の出ているお子さんのお母さんに、どんな石けんを使っているか尋ねると
「ベビー用の石けんです」と答えられることがよくあります。
ベビー用と聞くと、なんだか肌に優しいと思いがちですね。
しかしベビー用石けんは
生まれたばかりの、肌の脂分が非常に多い赤ちゃん用なのです。
生後3カ月も過ぎると、赤ちゃんの肌は逆に乾燥しやすくなります。
ベビー用石けんでは、皮脂が落ちすぎて
トラブルの原因となることもあるのです。
ボディーソープも考えものです。
液体であるからには当然水に溶いています。
水は腐るので、防腐剤を添加しないわけにはいきません。
また、色々な成分を均一に溶かすために
界面活性体を含んでいる場合もあります。
では、どんな石けんを選べばいいのでしょう。
それは「お母さんが使って、かぶれないもの」です。
赤ちゃんにミルクを与える前には
お母さんはまず自分で温度を確かめますね?
石けんも、同じです。
健康なお子さんなら
お母さんが試してみて、大丈夫なものを使えばいいのです。
◆赤ちゃんの顔も石けんで洗う
赤ちゃんや小さなお子さんは、顔を洗うのを嫌がるものです。
ましてや石けんで洗おうとすればなおの事でしょう。
しかし、お子さんの顔はぜひ石けんで洗ってあげてください。
産婦人科での沐浴指導では、顔は石けんで洗いませんが
それはあくまで便宜上のことです。
お母さんは、ご自分の顔を石けんで洗いますよね?
それと同じです。
暴れて石けんが目に入ることを心配するお母さんもいますが
入ったら、水で流せばいいのです。
わが子の肌を健康に保とうと思うなら、嫌がっても洗うべきでしょう。
薬を塗って早く治したいと思っているお母さんの中には
私の話しをなかなか聞き入れてくれない人もいます。
しかし私は
薬を投与するのは『作業』でしかない
こうやってお話をするのが『治療』だ、と思っています。
分かってもらえるまで話すしかない。
これはもう、変えようにも変えられないですね。
仕事を持っている、今の忙しいお母さんたちには
少々酷な話しなのは分かっています。
お母さんがあくせく働かなくてもいい社会に
なってもらいたいものです。
そのためにも、お母さんたちには
ぜひ選挙に行って、いい政治家を選んでもらいたいですね。
社会が良くなることが
ひいては、わが子が健やかに成長することですから。
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城皮膚科・形成外科では、皮膚のことを知り尽くした城先生が太鼓判を押す、保湿クリーム『凛』が販売されています。
このクリームには皮膚を健やかに保つのに役に立つレチノールという成分が含まれています。
販売元として先生のご子息である病院事務長の圭介さんが、CARE CREATESを立ち上げ、広告費を加えない価格で制作・販売することになりました。
先生の指導・パッチテストを受けた上で買う保湿クリーム『凛』なら、安心して使えますね。
ちなみに『凛』というネーミングは先生のお孫さんの凛香ちゃんのお名前からきているとか。
優しいおじいちゃまのお顔を、伺い知ることができました。
(インタビュー:池田彩 文責:桑原美砂子)
『城皮膚科・形成外科』の理事長・城和男先生がその人。ちょっぴりドキドキしながらお話しを伺いに行くと、厳しさの裏にこめられたお母さんたちへの熱いエールを送ってくださいました。

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◆湿疹が出る本当の理由
皮膚が病気になる理由は実に単純です。
1.身体と心が健康か?
2.皮膚が清潔に保たれているか?
この二つを無視して、湿疹だけを治そうとしてもそれは無理です。
なぜなら皮膚に現れる異常は、心身のバランスが崩れた結果だからです。
うちの病院では、お子さんを連れて来たお母さんに書いてもらう問診表に
「何時に就寝しますか?」という質問があります。
すると大抵、「10時」とか「11時」とかいう答えが返ってきます。
しかし私が思うに、子どもの時間は9時までです。
心身の健康にまず必要なのは睡眠。
これがバイオリズムを整える上でもっとも大切といえるでしょう。
しっかり眠って、三食食べて、いいうんちをして、たくさん遊ぶ―
この、子どもにとって普通の生活リズムを作ることが大切です。
9時に寝るためには何時までに何をすればいいのか逆算して
ぜひお子さんの生活のリズムを作ってあげてください。
◆日本の風土には和食がいい
食事が洋風に偏っているお母さんのおっぱいは、脂肪分が多すぎるため
赤ちゃんが嫌がって飲まないことがあるようです。
そんなお母さんが和食に切り替えたら
赤ちゃんも喜んで飲むようになったという話も聞きます。
欧米の大陸気候の温暖の変化がはげしい、乾燥した土地で生活する人にとって
動物性脂肪は必要なものかもしれません。
一方、四季がはっきりしていて湿度も高い日本では
やはり魚と野菜中心の和食が適しているように思います。
身体が求めているのは、風土に合った食事だといえるでしょう。
良質の食事で身体をちゃんと作れば
皮膚も健康になるのは当然です。
◆毛穴を開いて汚れを落とす
皮膚の手入れは、薬を塗るよりなによりまず清潔からです。
お子さんの汗を、温かいお湯で拭いて上げていますか?
皮膚の汚れを落とすには、毛穴を広げなければいけません。
冷たいお絞りで拭くと、そのときは気持ちいいのですが
皮膚がキュッと締まって、毛穴に汚れを閉じ込めてしまいます。
あせもも、赤ちゃんのオムツかぶれもそうです。
まず、お湯で丁寧に拭いて上げる。
それでもきれいにならないなら
ぬるめのお湯でこまめに洗ってあげましょう。
それだけで治ることも多いのです。
もう一つ大事なことは
汗をよく吸う木綿の肌着を着せることです。
これひとつで、あせものでき方がまるで違います。
◆石けん選びの勘違い
湿疹の出ているお子さんのお母さんに、どんな石けんを使っているか尋ねると
「ベビー用の石けんです」と答えられることがよくあります。
ベビー用と聞くと、なんだか肌に優しいと思いがちですね。
しかしベビー用石けんは
生まれたばかりの、肌の脂分が非常に多い赤ちゃん用なのです。
生後3カ月も過ぎると、赤ちゃんの肌は逆に乾燥しやすくなります。
ベビー用石けんでは、皮脂が落ちすぎて
トラブルの原因となることもあるのです。
ボディーソープも考えものです。
液体であるからには当然水に溶いています。
水は腐るので、防腐剤を添加しないわけにはいきません。
また、色々な成分を均一に溶かすために
界面活性体を含んでいる場合もあります。
では、どんな石けんを選べばいいのでしょう。
それは「お母さんが使って、かぶれないもの」です。
赤ちゃんにミルクを与える前には
お母さんはまず自分で温度を確かめますね?
石けんも、同じです。
健康なお子さんなら
お母さんが試してみて、大丈夫なものを使えばいいのです。
◆赤ちゃんの顔も石けんで洗う
赤ちゃんや小さなお子さんは、顔を洗うのを嫌がるものです。
ましてや石けんで洗おうとすればなおの事でしょう。
しかし、お子さんの顔はぜひ石けんで洗ってあげてください。
産婦人科での沐浴指導では、顔は石けんで洗いませんが
それはあくまで便宜上のことです。
お母さんは、ご自分の顔を石けんで洗いますよね?
それと同じです。
暴れて石けんが目に入ることを心配するお母さんもいますが
入ったら、水で流せばいいのです。
わが子の肌を健康に保とうと思うなら、嫌がっても洗うべきでしょう。
薬を塗って早く治したいと思っているお母さんの中には
私の話しをなかなか聞き入れてくれない人もいます。
しかし私は
薬を投与するのは『作業』でしかない
こうやってお話をするのが『治療』だ、と思っています。
分かってもらえるまで話すしかない。
これはもう、変えようにも変えられないですね。
仕事を持っている、今の忙しいお母さんたちには
少々酷な話しなのは分かっています。
お母さんがあくせく働かなくてもいい社会に
なってもらいたいものです。
そのためにも、お母さんたちには
ぜひ選挙に行って、いい政治家を選んでもらいたいですね。
社会が良くなることが
ひいては、わが子が健やかに成長することですから。
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城皮膚科・形成外科では、皮膚のことを知り尽くした城先生が太鼓判を押す、保湿クリーム『凛』が販売されています。
このクリームには皮膚を健やかに保つのに役に立つレチノールという成分が含まれています。
販売元として先生のご子息である病院事務長の圭介さんが、CARE CREATESを立ち上げ、広告費を加えない価格で制作・販売することになりました。
先生の指導・パッチテストを受けた上で買う保湿クリーム『凛』なら、安心して使えますね。
ちなみに『凛』というネーミングは先生のお孫さんの凛香ちゃんのお名前からきているとか。
優しいおじいちゃまのお顔を、伺い知ることができました。
(インタビュー:池田彩 文責:桑原美砂子)
Posted by 桑原@お母さん大学 at 10:27│Comments(1)
│お母さん応援団(インタビュー)
∴ この記事へのコメント
偶然検索で見かけてコメントさせてもらいます。スクワランの中でもちょっと人と差がつけられる良いものを探してます。多々あるブログの中でもかなり良いですね。
Posted by スクワラン スキンケア at 2009年11月07日 03:55